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オープン初日からお客様が殺到する美容室・サロンを作るためにまずやるべき事

自分のサロンを作ると決めたら、やるべきことは山ほどあります。

日々技術を磨いたり、物件を探したり、設備を検討したり、事業計画書を書いたり、融資の申し込みを行ったり、やることはたくさんあり大変ですが、あなたの夢の実現に近づく過程は楽しいものだと思います。

 

目次

繁盛する美容室・サロンを作る前に

サロンを作ったら、あなたは経営者となります。

そしてサロンを経営する以上、売上を上げていかなければならないのです。

「今はまだ売上のことなんて考えられない」「売上のことは店がオープンしてから考えればいい」と思うかもしれませんが、売上げがあがらないと、サロンを続けていくことはできないのです。

 

確かにオープン前は準備で忙しく、売上のことまで頭が回らないのも仕方がないかと思います。

ただ、ひとつだけ知っておいてほしいことは、店の経営を始めようという人は全員同じように努力しているということです。

同じように努力しても、うまくいく人とうまくいかない人に分かれてしまうのです。

 

この違いはなぜうまれるのでしょう。それは、努力が売上に繋がっているかが大きく影響しています。

そこでこのページでは、お店の売上を上げていく方法に特化して、オープン前の準備について説明していきます。

 

オープン前から勝負は始まっている

サロン経営で成功するには、オープン前から将来を見越して、戦略的に売上アップの種をまいておく必要があります。

なぜなら、オープンした後では二度と直せない部分や、修正するには莫大な労力と資金が必要なものがあるからです。

このようなことが原因で、せっかく始めたお店をたたまなければならなくなったケースもあります。

 

オープン前にはオープン前の、オープン後にはオープン後の頑張るポイントがあります。

もしかしたら、すぐに結果はでないかもしれません。でも少しずつあなたを成功へと導く足場となってくれるはずです。

あなたも、今から将来のための種まきをしておきましょう。

 

お客様を呼び寄せる美容室・サロンの名前とは?

サロン名や会社名にはとても悩みますよね。

一度決めてしまうとなかなか変更もできませんので、じっくり考えて決めたいものです。

あなたの想いを店名に反映することはいいことですが、他にも考えなくてはならないことがあります。

それは、お店の売上につながる名前かどうかということです。

売上につながる名前とはどんな名前なのでしょうか。それをここで紹介していきたいと思います。

 

・美容室やサロンは覚えやすい名前にする

最近よく見られる社名に、TBCのようなアルファベットだけの名前がありますが、これはやめておいた方がいいでしょう。

なぜなら、よっぽどのメジャーにならない限り、覚えてもらうことができないからです。

単純で覚えやすそうな気もしますが、似たような名前がたくさんあるため区別が付きにくいのです。

 

また、英語やフランス語などを使った名前も格好よくておしゃれなのですが、覚えにくさという点では同じです。

せっかくあなたの店を気に入ったお客様が友達に教えようとするときに、店の名前を覚えていなければ台無しになってしまいます。

あなたからの目線ではなく、お客様から見て覚えやすい店名を考えなくてはいけません。

 

・全国で1番の名前を考え出す

個人サロンでよく見かける名前に、ハーブや花の名前をそのまま使った店名があります。

ラベンダーやローズといったものです。この名前は覚えやすいですね。

でも実は、これもあまり好ましくないのです。

その理由は、インターネット検索にあります。

 

例えば、「ラベンダー」で検索すると、花に関するページばかりが出てきて、サロンはなかなか表示されません。

そこで、「ラベンダー サロン」で検索すると、サロンはでてきますが、同じ名前のサロンが多すぎてあなたのページは埋もれてしまうのです。

 

これでは、インターネットからの集客は期待できません。

今、多くの人は興味のある店をパソコンで検索して、その内容を吟味して行くかどうか決めています。

せっかく興味を持ってもらっても、その店名で検索した時に店がなかなか出てこなかったら、来店してもらうことができないのです

 

検索した時に上位に表示されるよう対策することを「SEO対策」と言い、上のほうに表示されるほどホームページを見てもらえる確率は上がります。

もちろん。「エステサロン」などの大まかな言葉で検索した時、上位にヒットするなら大きな集客効果が期待できますが、大手が相手となるので小さなサロンではまず不可能です。

そこで、せめて「自分の店の名前 地名」で検索した時ぐらい最初のページの一番上に表示されるよう工夫する必要があります。

特にこれからの時代は検索した時、いかに上位に表示されるかを意識した名前が大切になってきます。

ありきたりな名前だと、無駄に競合を増やすだけなのです。

 

・唯一無二オンリーワンの名前

では、どのように競合がいない名前をつければいいのでしょう。その答えは簡単です。

今現在、検索しても表示されない言葉を探していけばいいのです

店の名前を考えたらとりあえず検索してみて、同じ名前のサロンがヒットしなければOKです。

 

ヒットしない言葉がなかなか見つからない、どうしても使いたい言葉があるという場合は、二つの言葉を組み合わせる方法も使えます。

例えば「ラベンダー」という言葉が使いたいのなら、「ローズラベンダー」という具合に、ラベンダーにもう一つ言葉を加えて、ひとつの言葉にしてしまえば別物の単語にできるのです。

逆に、長い単語を短くするという手もあります。

また、一部にひらがなや漢字を使うという手も考えられます。

この要領で考えていけば、いい名前を考え出せるでしょう。

 

後は、店の雰囲気や施術の内容、パーソナルな意味など、あなたの好みやバックグラウンドに合わせて決定するとよいでしょう。

店名の由来をお客様に聞かれることも多いので、何らかの由来があったほうがお客様の心に残すことができます。

 

なぜ中途半端なホームページを公開するのか

ホームページは、今すぐにでも作ったほうがいいです。

お店をオープンする日にちが決まっていなくても、今すぐ作らなくてはならない理由があるのです。

そして作成途中でもいいので、ある程度の状態ですぐに公開しなくてはなりません。

 

チラシを配るにしてもクーポン誌に載せるにしても、それだけでは圧倒的に情報量が足りません。

特にクーポン誌は、広告スペースが狭く店の良さを十分伝えることができません。

そのときに活躍するのがホームページなのです。

 

では、なぜ早く作る必要があるのでしょう。

その理由を見ていきましょう。

 

・インターネットを活用するキモ

最近では、ほとんどの人がホームページで店の情報を調べます。

特にサロンのような客単価の高い店は、その傾向が高まります。

だからこそ、お客様を掴むことができるホームページを作らなくてはなりません。

 

しっかりした内容を伝えるためなら、中途半端なものは公開してはいけないような気がしますよね。

ここに、インターネットのキモとなる要素が隠れているのです。

 

ホームページは、公開した直後から検索にヒットするわけではありません。

少なくとも2ヶ月以上は、なかなか検索結果に上がってこないのです。

インターネット上では、認知されるまでにそれぐらい時間がかかります。

つまり、オープン後作ったのでは手遅れというわけです

 

・ホームページ作成の注意点

最近ではインターネット上につくれるホームページや、簡単にホームページをつくれるソフトなどもあるため、ホームページをつくること自体はそれほど難しくありません。

お店のオープン時には何かとお金がかかりますし、プロに頼むにしても制作業者の見極めなども難しいと思いますので、自分でつくってみてもいいかと思います。

 

ホームページにおいて、ひとつだけ注意することがあります。

それは、独自ドメインを取得するということです。

 

ドメインとは、インターネットサイトのアドレスの「○○.jp」の部分のことです。

インターネット上での住所や表札のような意味合いがあります。

 

ドメインは、年間数千円で自分だけのものを買うことができます。

早い者勝ちなので、すでに使われている言葉や単語は使えませんが、あなたの店の名前や会社の名前、個人の名前など、好きなものを取得できます。

無料で作成できるホームページは、ドメインが自分のものでない場合がほとんどです。

また、HP制作業者の場合でも、独自ドメインでなかったり、独自ドメインが期間限定だったりする場合があります。

 

では、なぜ独自ドメインを取得する必要があるのでしょうか。

その理由はただ一つ、いつまでたっても検索順位が上位に上がらないおそれがあるからです。

また期間限定なら、せっかく上位に上がっても、期限が切れると落ちてしまうことになります。

なぜなら、ホームページの歴史の長さや質は、このドメインで判断されているからです。

 

つまり、ホームページを作る際は、独自ドメインのホームページをできるだけ早く作成したほうが有利ということになります。

自分であらかじめ取得していたドメインを変えず、ホームページをつくり変えることもできます。

とりあえず先にドメインを取得しておいて、自作のホームページでしばらく続けた後、プロに頼んで整ったものをつくってもらうという方法もよいでしょう。

 

お店を始めたらたくさんのHP制作業者が営業に来ますが、焦って決めてはいけません。

値段だけにとらわれず、SEOやインターネットマーケティングまで理解した業者を選ぶべきです。

綺麗なホームページができたところで、誰にも見てもらうことができなければ意味がないのです。

 

中には詐欺まがいの業者もいますので十分注意してください。

ホームページはお店のもうひとつの顔となります。いわば支店のような存在です。

あなたのお店を最大限アピールするものがホームページなので、とことんこだわって活用していきましょう。

 

美容室・サロンのオープンまでの苦労を公開して売上アップ

・情報発信の場はいくらでもある

ブログ、ツイッター、フェイスブックなど、インターネットの世界には様々な情報発信の場があります。

サロンを経営している方の中にも、サロンの情報をブログに載せたり、日記を書いたり、公私を交えてコミュニケーションを図りながら店の売上につなげている方がたくさんいます。

そのような情報の中でも特に目を引くのが、店のオープンまでの道のりを綴った日記です。

店の場所を決めるまでの苦労や内装工事の様子、トラブル対処に追われたことなどを見ると、思わず応援したくなります。

 

人間は、目標に向かって頑張る話が好きなのです。

発信する情報を読んでくれる人が増えてくれば、アドバイスや勇気をもらうこともあるでしょう。

また、オープン後にはお客様になってくれたり、口コミを広げてくれたりする人も出てきます。

オープン後の集客という面から考えても、オープンの過程を発信することは効果的なのです

 

・オープン後にも効果的

ブログやSNSが活きるのは、オープン前だけではありません。

オープンした後も、お客様との関係を維持し続けるためにブログやSNSはとても重要なツールとなります

オープンから何年経っても、そのブログの昔のページには、お店が誕生するまでの苦労話が載っているのです。

新しくあなたの店に興味を持った方が読めば、あなたの店のファンになる可能性は高くなるでしょう。

 

お客様が来店前にお店の情報を持っているかどうか、これがお店の将来を大きく左右する場合もあります。

ブログやフェイスブックは無料で活用できるので、ぜひ取り組んでみてください。

 

店選びで最優先すべきことは何?

・立地条件の常識

美容室やサロンを開業するとき、一番初めに悩むことになるのはお店の場所でしょう。

いわゆる立地です。

自宅の一部をサロンにする場合以外は、必ずどこかに店舗を借りる必要があります。

 

店舗を決める際は、駅からかかる時間、自宅からの距離、広さ、階数、家賃、人通りの多さなど、考えなければならないことはたくさんあります。

チェーン展開している大手になると、何日もかけて交通量や近隣環境のチェックをして出店するかどうかを決めています。

もちろん好立地に越したことはないですが、一般的な条件にこだわりすぎると、自分のやりたいことを見失ってしまうこともあるので注意が必要です。

特に個人サロンの場合、常識が通用しないことも多々あります。

 

・駅近は危険

一般的に駅近は、好立地といわれています。

大きな駅になれば人通りも多いし、集客にも結びつきやすいでしょう。

しかし、実際のところ駅近の美容室やサロンは毎月のように潰れています。これはなぜでしょうか。

 

その原因の一つ目は家賃です。

美容室・サロンの場合、一日に施術できる人数は限られます。

強引にスタッフを増やして回転率を上げても、狭くなったり騒がしくなったりし、満足度の低いお店になってしまいます。

駅から近いほど家賃も高く、美容室・サロンの回転数ではそれをまかなえない場合が多いのです。

店舗の広さと集客人数、家賃の差がアンバランスになると、サロンを続けていくことはできません。

 

・無駄な競争は身を滅ぼす

そして、なにより問題になるのは競合店の多さです。

条件がよいと言われる場所には、たくさんのサロンが出店されています。

当然競争が激しくなり値下げ合戦に巻き込まれるのです。

資金力のない個人サロンは利益を確保できず、潰れる結果となってしまいます。

 

駅から離れた場所に目を向けると、そこにはライバルが全くいません。

そのような状況なら、価格競争という無駄なことに意識を奪われず、お客様に喜んでいただくことだけに情熱を注ぐことができるでしょう。

それが高いお客様満足につながり、結果として長くお店を続けることができるというわけです。

 

家賃を安くする交渉術

・交渉は商売で必須

駅近でない立地には、他にもメリットがあります。

それは、家賃の交渉がしやすいということです。

交渉という言葉に抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、商売を交渉なしで続けることは不可能でしょう。

あなたが交渉することで、よりお客様により喜んでいただくことができるので最初のうちから行うようにしましょう。

 

実際、郊外などでは半年以上も空き店舗になっていて困っているオーナーもたくさんいます。

そのような物件だと、交渉がしやすくなります。

当初の家賃より、10万円ほど安くなった事例もあるのです。

 

・契約時の注意点

家賃は、経費の中でもかなり大きい費用になってくるので、徹底的に交渉してほしいと思います

また、月額以外にも家賃では気をつけなければならないことがあるので紹介します。

 

まずは、家賃の発生時期です。家賃の払い始めが、改装工事開始日からなのか店舗オープンの日からなのかによって2ヶ月程度の差が生まれます。

最近では、店のオープン日に合わせるのが主流になりつつあります。

もし改装工事開始日から家賃が発生するようなら、交渉してみる価値は十分にあるでしょう。

 

もうひとつは、お店のエアコンは誰のものかということです。

簡単に言うと、エアコンが壊れたときに修理代や買い替え費用は誰が出すのかということです。

契約が成立してからでは覆すことは難しいので、契約前にしっかりと確認をとり、交渉をしておく必要があります。

 

あらかじめ「修理費は借主負担」と書かれている場合は交渉不可能ですが、エアコンの修理を負担しないといけないことが分かっていればもしものときに備えておくことができます。

また、後になってもめる必要もなくなるので、知っておいたほうがいいでしょう。

 

お客様を呼ぶ看板はこだわってはいけない?

・一番初めに看板を作る理由

内装や外装の工事が始まった際に、覚えておいて欲しいことが一つあります。

それは、看板を一番初めに作ってもらうということです。

 

実は工事をしている期間は、近隣の住民に対してかなり重要な宣伝期間となります。

多くの人が「何ができるのかな?」と注目を集めてくれるのです。

あなたも近所で工事をしているとき、興味が湧いた経験があるかと思います。

 

ところが工事が終わると、とたんに日常の風景に戻ってしまい注目されなくなります。

なので、みんなの注目が集まっている時に、看板を掲示してお店の存在をアピールすることが重要なのです。

さらに、「早くオープンしないかな」という期待感が、顧客心理をくすぐる効果も期待できます

 

自宅サロンやマンションの一室で開業する場合、大々的な外装工事をしない場合もあるかと思います。

そのような場合は、「○○サロン只今工事中!」と目立つように書いた看板を作っておいておくとよいでしょう。

 

・わかりやすさが第一

看板の内容は、わかりやすさが最優先となります。

おしゃれさやイメージなどは後回しにして、かっこ悪くてもいいからわかりやすいものを作らなければなりません。

どうしてもオシャレなものがいいなら、お客様が増えてから変えればいいのです。

 

まず必要になるのが、「何の店なのか」ということです。

エステなら「エステ」と、目立つように明記します。

極端な話、店名なんてなくても構いません。

 

お客様は、たいして店の名前には興味がありません。

店の名前よりも、何をしてくれる店なのかのほうが大事なのです。

次に大事なのは電話番号です。

ただし、看板を見てすぐに電話をしてくれるわけではないので、チラシなどでフォローが必要です。

そして、他の店との違いを表現したキャッチコピーを入れるとよいでしょう。

 

・看板だけでは足りない

多くの美容室・サロンでやられていない、とても重要なことがあります。

それは、看板と一緒にチラシやカタログを置くということです

 

看板を見てお店に興味を持った人がいたとしても、ほとんどの人は家に帰る頃には忘れてしまっています。

また、覚えていたとしても電話番号までメモはしていないでしょう。

そういう人のために、持ち帰って読んでもらうためのチラシを置いておくのです。

これによって看板では書き切れなかった細かな情報も伝えることができ、サロンに行ってみたいという気持ちを高めることができます。

 

これだけでも高い効果が期待できますが、さらにこのチラシには口コミを広めるという利点もあります。

新しいお店を見つけると、人は誰かに話したくなるものなのです。

 

お店に興味を持ち友達にそれを話す人は、あなたのお店をどうやって説明すればいいでしょう。

その人はお店の内容も知りませんし、通りがかりで見つけただけなので場所も曖昧ですよね。

そんな時にチラシが一枚あれば、見せるだけで簡単に伝えることができるのです。

 

オープン前で興味津々の時期にお店の内容が伝わり、連絡先や場所、オープンする日にちまで分かっていれば、その人がオープン後来店する確立は非常に高いといえるでしょう。

 

また、人というのは不思議なもので、チラシが置いてあると持っていくのに、こちらから渡すともらってくれません。

受け取ったとしても、興味がないため見ることなく捨てられてしまいます。

お店がオープンした後、店頭でチラシを配っている方もいますが、それよりも効果的な販促方法はあるのです。

 

助成金や補助金で資金を確保する方法

お店をオープンした後、全てが順調に進むとは限りません。

むしろ、オープン直後から順調ということはほとんどなく、3ヶ月~半年は赤字で厳しい思いをする可能性のほうが高いのです。

オープン後の厳しい時期を乗り越えるためには、どこまで資金が持ち堪えられるかが重要になります。

そんな時、誰かがお金をくれるとしたらどうでしょう。お店の経営はかなり楽になるはずですよね。

 

・国は応援してくれている

あなたの美容室・サロンを応援してくれるのが、助成金や補助金です。

国はこれから事業を起こす人を応援するために、様々な助成金や補助金といった制度を設けています。

条件や時期によっても違いがあり、改正や廃止を繰り返しているので、詳しい内容や条件等についてはその都度調べる必要がありますが、これを活用しない手はないと思います。

 

気を付けてほしいのは、役所の人は誰も助成金や補助金のことを教えてくれないということです。

あなたにピッタリの助成金や補助金を探してくれることもありません。

支援してくれる制度はたくさんあるのに、それがほとんど活用されていなのが実情です。

 

・頼れるのは自分の知識と横のつながり

役所からお知らせが来るわけではないので、助成金や補助金については自分で情報収集する必要があります

美容室・サロンをオープンする前に、助成金や補助金について勉強しておいた方がいいでしょう。

 

また知り合いの経営者などが、情報を教えてくれることもあります。

情報を得るためというわけではないですが、様々な人と交流しておくことで思わぬ情報を手に入れることもできます。

そのため、人とのつながりは大切にするようにしましょう。

 

自分のお店の弱点をチャンスに変える見せ方

全ての面で完璧な店舗は存在しません。

どの店舗にも、他と比べると不利な要素が必ずあるのです。

例えば、駅近でない立地は集客の面ではやはり不利になります。

その不利な条件に対して、何も努力や工夫をしなければ不利なままで終わってしまいます。

 

・不利を補う工夫

駅から遠い店舗は、家賃が安い反面、認知を広めにくいという欠点があります。

さらに、車がなければ気軽に来店することが難しくなります。

 

このような弱点があると分かっているのなら、それを補う施策を実行に移さなくてはなりません

例えば、認知度が広まらないのが弱点なら、チラシを多く撒くなど販促活動に力を入れる必要があるでしょう。

駅から遠いのが弱点なら、駅まで車で送迎するなどの対処が考えられます。

 

さらに、弱点克服のための施策を強みに変えることができるかもしれません。

先ほどの例なら、駅までの送迎を強みとするために、「送迎付きでVIP待遇を体験できるサロン」と言い換えるだけで、送迎まで体験してみたいと思わせる効果が生まれます。

このように、弱点も工夫次第では強みにすることもできますので、あなたのサロンの弱点を強みにできないか考えてみてください。

 

・見る角度を変えてみる

ひとつの物事はいろいろな角度から捉えることができます。

どんなに悪いと思っていたことも、見かたを変えれば、必ず何かひとつはよいことがあるものです。

ほとんどの人は、マイナス面が大きいと感じることはやりたがりません。

駅から離れた場所に美容室・サロンをつくることもその一つです。逆に言えば、駅から近いから送迎することはありません。

つまり、「送迎」自体が、他にはなく差別化につながっているのです。

 

欠点と思っていたことの見かたを変えると、実はセールスポイントになることもたくさんあります

欠点ということは、他がやりたがりません。すると他にはないサービスということになり、それがセールスポイントになるのです。

 

例えば、スタッフが自分ひとりしかいないという欠点は、誰にも邪魔されない貸し切りのサロンと捉えることができます。

また、機器が置いていないという欠点は、オールハンドにこだわったサロンと捉えることができるでしょう。

このように、努力しても変えられない欠点は、視点と伝え方を変えることでセールスポイントに変えることができるのです。

 

今あなたの店で、すぐには変えられない欠点があるなら、それを別の角度から見てください。

そしてその欠点を店のセールスポイント、特徴、差別化ポイントとしてアピールしてみてください。

その一言が、劇的な成果をもたらしてくれることもあるでしょう。

 

・マイナスをプラスに変える

発想の転換は、お客様に対する接客やスタッフの教育においても有効です。

例えば口うるさいお客様は、細かな部分にまで気がついて指摘をしてくれる人と考えることができます。

仕事が遅いスタッフは、ミスのないように丁寧に仕事をしていると評価することができます。

 

自分が苦手とするものや気が重くなるものを、全部プラスの言葉に置き換えてみるようにしましょう。

そうすると、欠点も許せるようになり愛着が湧いてきます。こちらが心を開くことで、相手も実際によい方向に変わってくれるのです

 

言葉は人生にも大きな影響を及ぼすそうです。マイナスの言葉を使えばマイナスの方向に、プラスの言葉を使えばプラスの方向に進んでいきます。

どんな時も常にプラスの言葉を使うクセを付けておけば、店の売上にとどまらず、人生そのものプラスに転換することができるでしょう。

 

 

美容室・サロンで開業直後から人気店にするために

美容室・サロンをオープンするとなると、やるべきことが山積みで何から手を付ければいいか分からなくあることもあるでしょう。

単純な作業に時間を取られ、売上を上げることまで手が回らないかもしれません。

 

しかし、売上がなくてはどのようなお店も続けていくことはできません。

なので、オープン前から売上を意識して準備を進めてください。

それが美容室・サロンの経営で成功する秘訣といえるでしょう。

 

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この記事を書いた人

これまで、20代前半より8店舗のお店をオープンしてきました。銀行などから融資を受けることなく無借金で10年以上経営するも、自分の将来が見えなくなってしまったため、全て従業員や知人に売却。

その後、店舗の開業、店舗展開に携わり、これまでオープンしてきた店舗は100を超えます。

また、内装の専門家でもあるため、全国各地より『内装支援』の依頼が絶えず来ており、これまでサポートした個人事業主・企業様は500件以上となっています。

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